市場だより

MARKET

2025年3月販売見通し [野菜]

※降雨や降雪などの天候の影響により見通しがずれる場合があります

投稿日時:2025/03/01

だいこん

作柄概況・販売見通し

神奈川県:低温・乾燥により生育遅れによって、細物比率が高い状況が続いていたため、畑の残量わずかとなる。販売につきましては、各産地数量少ない中での販売が続くため堅調な販売が見込まれる。

千葉県:トンネル大根が徐々に多くなり、露地大根は昨年と同じ切り上がりとみられる。

 

 

トマト

作柄概況・販売見通し

埼玉県:生育は良好。L玉中心の出荷予定。販売見通しは、例年2月下旬~3月中下旬にかけて各産地数量が落ち着くため相場は若干上がる見込み。

熊本県:抑制作はおおむね栽培を終了。草勢および開花段の着果はおおむね良好であるが寒波の影響で葉先枯れが散見される。現在の収穫段は10~11段で着果にバラつきのある段となっており出荷量は減少傾向です。3月もまだ週6日の出荷で増量見込みは4月となる見通しです。

静岡県:植え方の生産者が3月下旬ごろからの出荷となる。長段の生産者は、着果が14段~15段で生育は順調。3月中旬まではL玉中心で数量は横ばいの見通し。下旬から増加の見込みです。

 

 

ピーマン

作柄概況・販売見通し

茨城県(JAなめがたしおさい波崎):上旬~中旬は、加温物主力の入荷。下旬になってくれば、気温にもよるが無加温物がやや増えてくる見込み。

 

 

ねぎ

作柄概況・販売見通し

千葉県:雨不足の為、生育が停滞。今後雨が降れば若干変わるが出荷量は前年の80%。春ネギが3月20日以降始まるが生育は秋冬ネギ同様作柄はあまりよくない。価格については関東産が総体に同じ状況なので前年より高値になる見込み。

 

 

レタス

作柄概況・販売見通し

茨城県(結城):定植時期である11月の低温・旱魃により前半が少々遅れ気味。中旬以降Lと2L中心に増加見込み。下旬にかけてピークに入る。

静岡県(夢咲):24年内前進出荷で年明けの低温の影響により小玉。中旬でほぼ終了に近づく。

 

 

きゅうり

作柄概況・販売見通し

埼玉県:1月上旬から2月上旬にかけて日照もあり、また気温も高く例年より早めの出荷となる予想だが、重油が高く2月下旬の寒波により、不安定な出荷が見込まれる。A2,500円前後の予想だが入荷量によっては3,000~2,500円の見込み。

茨城県:晴天が続き例年に比べ10日ほど前倒しの出荷となる。3月上旬に、成り疲れの影響で若干減少が見られる見通しだが引き続き安定した天候でみられるので下旬にはピークを迎える見込み。

千葉県:作付面積は昨年並み。越冬作と半促成作ともに順調であるが、越冬策に関しては着果不良によるえそ病やべと病が確認されている。病害の発生状況は平年並みであり、出荷量は平年を下回る見込み。

宮崎県:2月は寒波と植え替えなどの影響にダラダラとした入荷が続いていたが、3月は平均気温が高い見込みで夜温の冷えが和らげば、平年並みから微増傾向となる見込み。3月中旬~下旬にかけては関東産も増加傾向となり徐々に顧客もシフトしていく見込みで、相場も軟調となる見込み。

 

 

ほうれんそう

作柄概況・販売見通し

茨城県(旭村):作付及び生産者数は前年並み。作柄は現時点では良好です。3月中旬より出火件数も増え、ピークとなる。量販店の特売計画も活発となる為、販売は前年並みになることが予想される。

茨城県(なめがた):現況はハウス物、露地物が入荷中。徐々に出荷数量は増えてきているが、本格的な出荷は3月中旬から3月下旬ごろの予定。

群馬県・埼玉県:作付、作柄とともに平年並みの見込みです。冬場からの乾燥傾向が響き、若干成育不良な圃場もみられるため、減少する時期もありそうです。販売見通しはFG200gで、120円前後の見込みです。

 

 

キャベツ

作柄概況・販売見通し

神奈川県:作付面積は前年並みも、1~2月の干ばつの影響により出荷は前年を下回る見込み。販売は全体的に品薄傾向から、単価は高値推移が予想される。

千葉県(JAちばみどり銚子):小玉傾向。日量2万ケース程度の出荷を見込む。3月上旬から若潮キャベツの数量がまとまってくる見込み。

愛知県(JA愛知みなみ):小玉傾向。8玉中心で6玉が平年比で少ない。前年対比70%程度の出荷量の見通し。気温の上昇と降雨が伴えば増量傾向へ向かう。

 

 

はくさい

作柄概況・販売見通し

茨城県:出荷終盤となり、秋冬についてはシーズン通して小玉傾向での出荷割合が高く、残量わずかとなる。春作については若干遅れている為、秋冬・春との端境となってしまう可能性がある。販売につきましては、数量少なく堅調な販売が続く見込みです。

 

 

にんじん

作柄概況・販売見通し

千葉県:小玉傾向が続き、圃場の消化が早く、例年より早く切り上がる見込み。出荷量は平年をかなり下回る見込み。

 

 

なす

作柄概況・販売見通し

福岡県:本年産については、天候不順や寒波の影響大きく2月上旬まで数量安定せず、少ない中での販売であった。多少、2月中旬数量出てきたが、相場が下がらず落ち着いた販売環境となっている。3月気温の上昇があれば少しずつ数量が増加していく見込み。

高知県・栃木県:高知県産中心の入荷。月初は数量が一時的に減少するが大幅な減少もなく中旬・下旬の暖候期に向かって数量は回復・増加する予想である。販売については売り込みなどをしていかないとまだまだ苦戦をする展開ではある。月替わりで売価なども下げた中での販売特売の需要なども入ってくるので1、2月ほど独占をした販売にはならないと見込んでいる。

 

 

ばれいしょ

作柄概況・販売見通し

北海道:残量および出荷量が少なく、平年よりも1月ほど早い終了。

鹿児島県:鳥害・旱魃などの影響により2月が平年の25%程度の為、3月~4月上旬において増量出荷見込み。

 

 

たまねぎ

作柄概況・販売見通し

北海道:系統取扱い計画・生食27000t、前年比87.9%。規格についてはL大、L中心の入荷見込み。

佐賀県:3月中旬・下旬より入荷見込まれる。生育については圃場によりばらつきあるものの平年並みの入荷の見込み。

静岡県:出荷は最盛期に入り、中旬まで順調な入荷が見込まれる。

 

 

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