市場だより

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2022年05月販売見通し [野菜]

※降雨や降雪などの天候の影響により見通しがずれる場合があります

投稿日時:2022/05/01

だいこん

作柄概況・販売見通し
青森県:作付け、生育ほぼ平年通り。ハウス大根の為価格は高い。等級はL中心で6月中旬まで続く。
茨城県:安定した入荷が続き等級流についても太物中心で出荷が続く見込みである。販売については、前後の他産地の数量も多くなく安定した販売であり、出荷終了まで続く見込みである。
千葉県:作付け面積は、前年並み。2月の乾燥等により生育が遅れたが、3月中旬以降の気温上昇により生育が前進傾向。順調に生育する。2L中心で推移。病害虫の被害は少なく、品質は安定している。

 

トマト

作柄概況・販売見通し
埼玉県:生育順調。玉流れはL玉中心の出荷と予想される。販売としては西南地域の状況にもよるが、各産地ピークを迎える時期に入る為多少相場の下げた販売になると考えられる。出荷量は、前年並み。
静岡県:作付け面積は、前年の98%。生育は長期作については順調。L玉中心。植替えの春トマトについては2月・3月の寒さと天候不順によりやや遅れての生育。4月下旬から5月上旬にかけて出荷される見込み。玉流れはL玉中心の見込み。5月の出荷量はピークはなく出荷は安定見込み。
熊本県:長期作型が中心だが、5月に入ると残段数と5~6段となる。害虫等の影響が気温高になり黄変が出る為出荷不可の物もあり減少が予想される。昨年より早い終了の生産者もいる見込み。

 

ピーマン

作柄概況・販売見通し
茨城県:年間出荷の産地で5月の出荷量が一番多い月になる。5月上旬のゴールデンウィーク以降入荷順調見込み。また、ゴールデンウィークがある為4㎏バラの出荷が多くなると考えられる。
鹿児島県:5月中旬までは安定した入荷が見込まれる。茨城県産中心の販売となり鹿児島県産は5月いっぱいで終了となる。出荷量は前年をやや上回る見込み。

 

ねぎ

作柄概況・販売見通し
千葉県:連休前でほとんど春ネギ終了期。初夏ネギが4月下旬より出荷はあるが春と夏の切り替わる時期。前年は夏ネギの出荷が例年より早く本年については平年並みとのこと。夏ネギの作柄は順調で例年だとL級主体の出荷になる。前年は単価が高値で推移したが本年については平年並みの単価を見込む。ただし、連休前後に春と夏の切り替わりに単価の高騰が懸念される。
茨城県:例年に比べ出荷始めは若干遅くなっている。等級についても出始めの為L・Mの等級が多く次第に2Lも増えていく見込み。販売については、他産地の数量もそこまで多くない為、堅調な販売が見込まれる。
栃木県:春ネギの最盛期となる時期だが、天候の影響によりネギ坊主の発生が多く、下等級の発生がやや高い見込み。5月上旬は田んぼの準備もあり平年並みの入荷見通し。出荷量は前年をやや上回る見込み。

 

レタス

作柄概況・販売見通し
茨城県:作付け面積は、前年並み。気温・天候で変わるが、少々大玉で前進傾向である為早めに終了する生産者あり。中旬から品質低下が見られたら早まる予想。
長野県:作付け面積は、前年並み。早い作は連休明けの週から始まり天候気温で増加。昨年より遅いが例年よりやや早まっている。出荷量は前年並み。

 

きゅうり

作柄概況・販売見通し
茨城県:作付け面積は、前年並み。5月上旬にかけて無加温作のピークを迎える。同時に加温作は終盤を迎える。中旬以降は関東産地の出荷も始まる見込み。出荷量は、前年をやや上回る見込み。
埼玉県:作付け面積は、前年並み。加温・無加温ともに5月のゴールデンウィークにピークを迎える見込み。気温も高く生育は順調。無加温は例年より若干遅れが見られるものの増加傾向と予想される。

 

ほうれんそう

作柄概況・販売見通し
群馬県:作付け・作柄はほぼ平年並みの見込み。今年は冬場から気温の乱高下が激しい為、出荷が不安定な場面も出てくると思われる。販売は、FG200g80円~120円あたりで推移する見通し。
埼玉県:作付け面積は、前年並み。寒暖差が大きく生産者によっては生育に差が見られる。束250g20入販売予定として5月いっぱいで終了。3月上旬まで低温が続き6月上旬頃まで出荷が伸びる予想。前年並みの入荷販売見通し。
岩手県:3月の低温・寒さを受け生育はやや遅れているが4月の天候次第では例年並みの出荷が見込まれる。関東産中心の販売となりゴールデンウィーク明け以降入荷増が見込まれる。販売は軟調気味となる。

 

キャベツ

作柄概況・販売見通し
茨城県:千葉・神奈川・愛知主力の入荷ではあるが、5月後半より茨城・群馬他からの入荷が始まる。神奈川においては5月上旬にピークは過ぎる見込みであるが4月の遅れた分、5月上旬に入荷は前年に比べ増加となる見込みである。単価については他県との出荷が重なる為前年の1割安が予想される。量販店の動向については4月に春キャベツの特売が積極的に計画されることにより、5月は通常の販売となる。価格は128円~158円の売価が主流となる。
千葉県:作付け面積は、前年並み。2月の低温等により生育がやや遅れたが気温の上昇に伴い生育が回復。出荷量最盛期。新キャベツから「初恋」を主力とした春キャベツに作型移行。ピークで日量10万ケース越の出荷見込み。

 

はくさい

作柄概況・販売見通し
茨城県:畑によるが品質や重さは良好である。数量については若干の減少である。玉についても4玉平箱中心となる見込みである。5月になり、芯上がりに注意しながらの出荷となる。販売については、春シーズン初めより全体の入荷が少なかった為安定した販売でありこの流れは5月になっても続く見込みである。

 

にんじん

作柄概況・販売見通し
徳島県:4月出荷分は2月~3月の気温低下で生育遅れとは中心の為箱数が伸びず、雨の影響で出荷できない日もあり多かった昨年より少ない出荷となる。5月については上旬は連休もあり増量見込みと中旬には減少予想。

 

なす

作柄概況・販売見通し
栃木県:ハウス物中心の無加温タイプの出回りとなる。ハウスは概ね順調で田植えの準備等もあることから前半少なく後半は増加見込み。出荷量は、前年をかなり上回る見込み。
群馬県:概ね順調。着果状態も良好。天候が安定してくれば例年並みの出荷量となる。販売については量販店中心の販売となり業務関係の需要もあまり多くないことから相場は昨年よりも安価での販売が見込まれる。

 

ばれいしょ

作柄概況・販売見通し
長崎県:作付け面積は、前年並み。病害虫の発生はなかったものの、低温・乾燥傾向が続いたため生育が遅れている。計画32,000t。1月~2月低温・干ばつの影響によりやや生育遅れが見受けられる。5月10日頃よりトンネル物が増量見込み。
静岡県:計画5,000tトンネル物は順調な生育。中旬頃より始まる見込み。
鹿児島県:作付け面積は、前年並み。いずみ、計画9,300t。4月中で40%の進捗を見込んでいたが、天候悪く5月に後ずれの見込み。大玉傾向になる見込み。

 

たまねぎ

作柄概況・販売見通し
千葉県・大阪府:1月~3月の低温・干ばつにより平年より1週間ほどの遅れ。
佐賀県:作付け面積は、前年並み。生育は平年に比べやや遅い。気温の上昇と降雨の条件下で、ベと病の発生が増加しているが、現在収量や品質への影響は見られない。早生種の出荷ピークに入り順調な生育巫女M。2L・L中心の大玉傾向。

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