MARKET
※降雨や降雪などの天候の影響により見通しがずれる場合があります
だいこん
作柄概況・販売見通し
千葉県:作付け面積は、前年並み。低温乾燥の影響により、生育は平年並みからやや遅れ気味。各産地被覆(トンネル)大根の全盛期。作付けは前年と変わらず。上旬は1,000円~2,000円で推移。下旬になるとやや小康状態になる見通し。
神奈川県:春物に切り替わり等級流れについてはいままで太物2LであったがL寄りの出荷割合が高くなる。シーズンの出荷ピークを過ぎ数量についても減少しながらの出荷となる為安定した相場となる見込みである。
トマト
作柄概況・販売見通し
埼玉県:出荷量増加傾向。玉流れはL玉中心。販売見通しとしては、西南地区の状況にもよるが最盛期に向かってくる為相場は落ち着いた販売見込み。出荷量は、前年をやや下回る見込み。
静岡県:植替えの生産者がいる為数量は減少。長段取り生産者については小玉傾向(Mサイズ)での出荷が中心となり着果は良好である。植替えの生産者は4月上旬より始まる見込み。春商材として量販店中心に引き合いは強い見込み。全体量は多くない為堅調な販売が続くと思われる。
熊本県:作付け面積は、前年並み。生育は順調。昨年は前進出荷と害虫(オオカハマキ)等の影響により2月~3月は減少したが、本年は1月~2月上旬に集中するも平年並みの出荷を見込んでいる。
ピーマン
作柄概況・販売見通し
茨城県:作付け面積は、前年を下回る。12月~1月の低温の影響により生育の遅れが見られる。加温作から無加温作へ燃料高騰の為切り替えた生産。温室の入荷やや減少。春物の入荷やや増加の見込み。
鹿児島県:1月下旬から2月の冷え込みの影響と曇天が続いた為、着果数が少ない事と生育に日数がかかる為数量はダラダラとした出荷が続く。上旬は各産地数量が増えてこない為品薄が続き高値で推移すると思われる。売り込みをしっかりとして売り場を拡大することが必要となる。単価は下げの見込み。
ねぎ
作柄概況・販売見通し
千葉県:秋冬ネギの出荷3月20日頃まで春ネギ21日出荷から始まる。秋冬ネギ、春ネギの作柄順調。春ネギについても秋冬ネギ同様フトの発生が多い。単価については、前年より安値の予想。
レタス
作柄概況・販売見通し
茨城県:作付け面積は、前年をやや下回る。年明けから低温・干ばつが続き生育が遅れているが、これからの気温と天候次第では概ね順調。この後一雨あればLから2Lが増加傾向。出荷量は、前年をやや下回る見込み。
静岡県:作付け面積は、前年並み。1月15日頃まで干ばつ傾向だったが、日中の気温が比較的高めに推移した為平年並の生育となっている。終盤になってきている為、早い生産者は中旬以降後作のお茶に替わる為少々早めの切り上がりになる見込み。
きゅうり
作柄概況・販売見通し
茨城県:寒波等あったが影響が少なく2月は例年並みで推移している。3月に入ると加温作のピークを迎え下旬には無加温作の出荷が始まる見通し。重油の高騰の影響もあり加温作から無加温作への切り替えをした生産者も多くみられる為例年に比べ出荷量は増加見込み。
宮崎県:2月中旬までは寒波等の影響により全国的に数量減少。単価高で推移するも下旬以降関東産地他(埼玉県を中心とした)出回りが始まり3月以降も関東産地主体とした出荷構成となり、量販店も関東産地を主体とした売り場へシフトしていく見込み。西南暖地産も気温上昇に伴い出荷量増加も前年並みで推移する見込み。
埼玉県:今年は重油、資材の高騰により無加温の作型が例年より110%の予想とみられる。天候次第だが、3月上旬~下旬にピークが見込まれる。価格も昨年同様キロ単価300円前後が予想される。
千葉県:作付け面積は、前年並み。年内の曇天・低日照の影響による生育の遅れが回復しつつある。12月~2月上旬まで高値で移行した反動で3月は相場が低調になる。出荷量は昨年と変わらず。
ほうれんそう
作柄概況・販売見通し
埼玉県:作付け面積は、前年並み。生育は特に問題は見られない。いるまの地域の出荷は平年並み~やや多めの出荷見込み。販売見通しは束250g130円前後の見通し。出荷量は、前年並み。
群馬県:1月の干ばつ傾向から2月上旬にかけて降雨が少ない状態が続いた。2月中旬以降、降雨や気温が高めの日もあり徐々に増加傾向。3月下旬にかけては数量が減少していく時期となっている。販売はFG200g120円前後の見通し。
茨城県:群馬・栃木県産主力から茨城・千葉県産主力の入荷となる。作柄は1月~2月の低温によりやや遅れ気味となっているが、天候及び気温次第では2月下旬より数量増加が見込まれる。作付け面積は前年並みではあるが、3月上旬、中旬は数量減少。下旬は数量増加となる。3月上旬、中旬は単価高。下旬は単価安が予想される。トータルでは前年並みの単価が見込まれる。
キャベツ
作柄概況・販売見通し
千葉県:作付け面積は、前年並み。生育は前進傾向であったが気温の低下により平年並みとなり、既存の春系キャベツと本春系の若潮キャベツが並行して出荷。総体で日量30,000ケース~40,000ケースの見込み。
愛知県:作付け面積は、前年並み。寒波で生育停滞しているが、今後は気温上昇に伴い出荷量も増加見込み。冬系6割。春系4割程度の比率。8玉中心。生育は順調。出荷量は、前年をやや上回る見込み。
神奈川県:愛知・千葉県産主力の入荷。神奈川春キャベツは3月下旬より出荷開始の計画ではあるが、1月~2月の低温により遅れ気味の生育状況である。販売は春商材としての需要及び消費も増えるが出荷量が少なく、単価は前年を上回ることが予想される。現在の見込みとしてピークは4月10日以降となることが予想される。
はくさい
作柄概況・販売見通し
茨城県:出荷終盤となり深箱の割合が高くなってくる。品質についてはシーズン通して安定している。終盤となっても良品出荷を見込める。春作は4月頃のスタートとなる為3月で終了する秋冬との端境期となり数量の不足感により販売については堅調な動きとなる見込み。
にんじん
作柄概況・販売見通し
千葉県:作付け面積は、前年並み。生育順調。収穫も進み、終了期が早まる見込み。中旬頃には終了する産地もある。地下部の肥大は良好で年明け以降地上部の茎葉は枯れあがり肥大は落ち着いている。
なす
作柄概況・販売見通し
福岡県:1月中旬から2月中旬まで寒波の影響により生育遅くなり数量激減となった。降雪も見られる状況であった。2月10日以降少しずつ回復してきたが本格的な数量増加の山場は3月になる見込みとなっている。
高知県:作付け面積は、前年並み。夜温の冷え込みによる果実肥大の遅れが見られる。着果状態は良好。概ね順調な出荷見込みである。袋詰め中心の出荷で後半に向けて天候次第ではあるが、増加見込み。コナジラミ類の発生がわずかに見られている。
栃木県:暖候期に入り数量も増加傾向である。着果も良くA品率の出荷が高くなる見込み。出荷量は、前年をやや下回る見込み。
ばれいしょ
作柄概況・販売見通し
北海道:作付け面積は、前年並み。商品歩留り悪く予想以上に残量少ない見通しにある。L~LM中心の出荷変わらず。終了期が早まる見込み。
鹿児島県:作付け面積は、前年並み。12月下旬~1月において強風により塩害の被害が約半分の圃場で発生。今後肥大不足等減少の見込み。降雪、降霜の被害あり特に一部地域で見受けられる。
たまねぎ
作柄概況・販売見通し
北海道:作付け面積は、前年並み。系統取扱い計画3月。34,000t。前年比152%の出荷計画。サイズL大中心の入荷見込み。
静岡県:作付け面積は、前年並み。生育については概ね順調。冷え込みにより遅れ気味で推移。今後については天候回復とともに順調な入荷見込み。
滋賀県・熊本県:L中心の入荷見込み。生育については順調。1月の冷え込みにより若干遅れ気味。3月中旬よりスタートの見込み。