市場だより

MARKET

2022年02月販売見通し [野菜]

※降雨や降雪などの天候の影響により見通しがずれる場合があります

投稿日時:2022/02/01

だいこん

作柄概況・販売見通し
千葉県:作付け面積は、前年並み。出荷制限により収穫が後倒しになっている圃場がある為、2月の出荷量はやや増加する見込み。各産地被覆大根が本格的に出揃う。流れは、2L・L同比率か。正品率は高くなる。
神奈川県:1月の冷え込みの影響もあり、太物中心であった等級流れからL寄りの等級シフトしている。数量についても秋冬物は減少していくが、春物もスタートしていく為安定した数量となる見込みである。販売についても引き続き関東メインの産地が続く為、軟調な販売見込みである。

 

トマト

作柄概況・販売見通し
埼玉県:2月上旬は生育は良好ではあるが生産者によっては段変わりになるタイミングの為数量は上下する可能性がある。玉流れは1月同様L中心である為パックなどアイテム品の数量は少ないと考えられる。相場は熊本県産などの西南産地の出荷状況によるが横ばいから若干上げと考えられる。
静岡県:作付け面積は、前年並み。生育は良好であるが、冷え込みによる着果不良が一部見られるが加温効果も出てきている為出荷は安定となる見込み。L玉中心での出荷が見込まれる。販売面は、出荷量は年始の一時的な増量を抜け安定出荷が見込まれる。2月中は山谷の少ない出荷が続き潤沢な販売が予想される。
熊本県:作付け面積は、前年をやや下回る見込み。年末・年始の天候が良好で1月安定出荷続くも1月の低温害虫の影響で多かった昨年より少ない。平年よりも少なめの出荷見込み。

 

ピーマン

作柄概況・販売見通し
茨城県:JAなめかた・しおさい・波崎、温室ピーマン。周年出荷の産地。12カ月のなかで2月が一番出荷が少ない。燃料費用等の高騰などがある為面積は年々減少している。入荷量は火曜日販売は少なく、木曜日販売はその分増加での入荷見込み。
鹿児島県:年始から冷え込み低温が続き、玉太りが鈍くLバラの出荷量は減少の見込み。袋AMは例年並みの出荷量が予想される。2月は高知県・宮崎県、ともに出荷量山谷の少ない安定した出荷が続く見込み。販売面についても昨年並みでの販売展開が予想される。

 

ねぎ

作柄概況・販売見通し
栃木県:今年度は、天候不順による大きな影響が少なく、2L・L中心の出荷となっている。太物比率が高くその分出荷量も平年よりやや増となっている。2月は出荷の後半期となり、3月いっぱいで終了となるが、太物中心の出荷は変わらず順調な出荷が見込まれる。
千葉県:年内からの乾燥と、年明けの寒波の影響で細めとなった前年と比較し太物の発生比率になっている。例年は輸入も含め不作だった為単価高で推移したが本年については厳しい販売状況になると思われる。

 

レタス

作柄概況・販売見通し
静岡県:作付け面積は、前年並み。10月下旬定植のものを収穫中。天候で少々変わるが低温と乾燥が続いた為LからMに出荷が変わっている。例年より少々終わりが早まる予想。
茨城県:作付け面積は、前年並み。12月以降の低温・降雪により生育遅延・生育不良が見られる。その為、出荷始めは小玉傾向で少々遅れ気味。後半気温上昇とともに増加見込み。
福岡県:低温・乾燥が続き例年よりも小玉傾向。後半まで少量での出荷見込み。出荷量は、前年をやや上回る見込み。

 

きゅうり

作柄概況・販売見通し
茨城県:低温により成長せず少量での出荷が続いているが2月中旬頃から徐々に安定した天候が見込まれる。下旬にかけては生産者も出揃う為、徐々に安定した出荷となる見通し。
埼玉県:高齢化により作付け面積は若干減少気味。生育は日照も長く順調。2月中旬頃には例年通りの出荷予定だが重油が高く例年のように暖房を十分に焚けず出荷量はややペースダウンする予想。
千葉県:作付け面積は、前年並み。生育は平年通り順調。流れはS・2S寄りで正品率は高い。価格は諸経費の兼ね合いで据え置き相場の可能性。2月に入れば半促成作の出荷も始まる見込み。
宮崎県:天候は安定しているも、気温が低い為生育が鈍くなり出荷量は前年並みで推移する見込み。相場においては2月の初旬に節分があり恵方巻きによる需要により引き合いが強まる予想である。その後は、前年並みの相場に戻り、荷動きも若干弱まる見込み。

 

ほうれんそう

作柄概況・販売見通し
群馬県:作付け面積は、前年並み。作柄は、天候が穏やかな状況が続いている為平年並みの出荷見通し。販売見通しはFG200g80円~120円あたりで推移すると予想される。生育は良好だが各産地で、ベと病が散見される。
埼玉県:作付け面積は、前年並み。秋の好天により生育が進んだため、年明け後の荷が若干少なくなっている。関東産地、群馬県・栃木県・茨城県主力の入荷。埼玉県産、束250g入荷前年より減少。量販店FG主力の販売の為、束250g販売が厳しい状況。
千葉県:作付け面積は、前年並み。気温が低く推移している為、生育が停滞している。病害虫の発生はほとんどない為品質は良好である。平年より多くない。トンネルハウスの葉伸びが悪い。正品率は良い水準だが収量は低い。

 

キャベツ

作柄概況・販売見通し
千葉県:作付け面積は、前年並み。夜間の気温が低く、乾燥傾向ではあるが、生育は概ね順調である。病害虫の発生は少ない。JAちばみどり・銚子。日量2万~3万ケースの出荷見込み。8玉中心。
愛知県:作付け面積は、前年並み。生育順調。JA愛知みなみ。日量3万~6万ケースの出荷見込み。6玉3割~4割。8玉6割~7割。その他等級1割程度の等級比率。出荷量は、前年をややした回る見込み。

 

はくさい

作柄概況・販売見通し
茨城県:作柄については圃場によっては小玉傾向の所もあり、6玉比率が10%~15%となる見込み。天候良く降雨も適度にあり品質については良好を維持している。朝の冷え込みが厳しく、また、春の作業の兼ね合いもあり、日々の出荷量にばらつきが出てくる。販売については、冷え込み等もあり数量も多くなく堅調な販売が見込まれる。

 

にんじん

作柄概況・販売見通し
千葉県:作付け面積は、前年並み。年内は天候に恵まれ、根部の肥大は進んでいる。
12月まで、40%~45%の出荷。1月以降残量多くL~2L中心の出荷が続く見込み。12月下旬以降の寒波により収穫遅れ気味。

 

なす

作柄概況・販売見通し
栃木県:朝晩と日中の寒暖差で出荷数量は不安定ではあるが品質も良く圃場の状況も徹底管理していることからA品の発生率がここ数年では一番良い見込み。出荷量は、前年をやや下回る見込み。
高知県:作付け面積は、前年並み。加温の生育は順調。無加温は年末の気温低下により樹勢が低下。天候次第ではあるが、概ね順調な作柄状況で例年並みの出荷が見込まれる。

 

ばれいしょ

作柄概況・販売見通し
北海道:作付け面積は、前年並み。収穫終了。残量少なく、平年に比べ1カ月程度早く終了見込み。
鹿児島県:出荷量は、前年をかなり下回る見込み。いずみ、2L中心の大玉傾向。あまみ、1月末より出荷始まる。防風対策を十分に行っている為順調な生育。

 

たまねぎ

作柄概況・販売見通し
北海道:作付け面積は、前年並み。収穫終了。出荷計画、前年の3割減の計画となっている。L小中心の小玉傾向の出荷見込みとなっている。
静岡県:2月は、出荷計画3,365tと前年並みの計画となっている。L中心の入荷見込み。出荷量は、前年をかなり下回る見込み。

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