MARKET
※降雨や降雪などの天候の影響により見通しがずれる場合があります
だいこん
作柄概況・販売見通し
千葉県:作付面積は、前年並み。極めて生育順調か。2L中心の出まわりで、正品率もかなり高い。マーケットは類似大型品目(キャベツ・白菜)も豊作基調の為、鈍い販売環境か。出荷量は前年をやや上回る見込み。
神奈川県:10月中旬からの出荷スタートから生育順調、例年に比べ10日ほど早いペースでの出荷が続いている。また、等級比率についても2Lで50%以上を占めている状況である。天候が崩れなければ日量1万5千〜2万ケースの出荷が見込まれる。販売についても東北産の残量があり、全国の産地が出揃っている状況で軟弱な販売となっている。
トマト
作柄概況・販売見通し
山梨県:玉流れはS・M傾向。値段は熊本産の状況にもよるが、相場は下げめの展開になると予想される。12月後半で終了予定。出荷量は前年をやや下回る見込み。
静岡県:台風などの被害もなく、生育は順調で着果も良い。玉流れM、L中心で安定した数量が見込まれる。販売については例年並みでの推移が見込まれる。
熊本県:作付面積は、前年並み。病害虫の被害もなく、生育良好で安定した入荷見込み。昨年は暖秋の為増量したが、本年は平年並みの予想。
ピーマン
作柄概況・販売見通し
茨城県:作付面積は、前年並み。生育は概ね順調。台風の被害も無く、また天候も安定している為順調な入荷が予想される。一部地域でチョウ目害虫、アザミウマ類、斑点病の発生が見られる。袋40%、バラ60%とバラの入荷はやや多くなる見込み。
鹿児島県:台風等の被害もなく生育順調。袋中心の安定出荷が見込まれる。宮崎・高知県産も同様、安定した出荷が見込まれる為、荷動きは厳しい見込み。
ねぎ
作柄概況・販売見通し
栃木県:7月の多雨、8月の高温干ばつにより、生育不良が散見される。9月以降は、天候が安定し回復傾向となっているが、現在のネギはやや肥大不足でM〜L中心の出荷となっている。年末に向け増加傾向ではあるが、今後もM〜L中心の出荷見通し。
千葉県:前年も台風の影響により出荷が遅れたが、本年についても7月の長雨と8月の猛暑により根の痛みまた、株が多く年内についてはホソめの出荷。中旬以降は量的に増加するが、少なかった前年と同様の状況である。
新潟県:7月の曇天・日照不足、また8月の干ばつの為、生育が停滞。現在雨が多く、約一週間前後の生育遅れ。千葉県産も遅れていることから前年並みの販売見通し。
レタス
作柄概況・販売見通し
茨城県:作付面積は、前年並み。8月の高温や10月の少雨・乾燥、日照不足の影響により生育遅延・小玉傾向・痛みが見られた。天候と気温で変わるが、朝・晩の冷え込みもある中旬位で大体が終盤になる見込み。大霜が降ると減少。
静岡県:作付面積は、前年並み。生育は、今のところ順調であるが、干ばつ気味な為、例年より少々小玉傾向での出荷。M、L中心。雨が適度にあれば中旬〜下旬に増加見込み。夜温が昨年よりも早く低下してきており、生育・出荷が遅延気味のところもある。
福岡県:台風、雨がなく順調であるが、干ばつで玉伸びが少々遅れ気味。適度な雨があれば中旬より増加見込み。出荷量は、前年をかなり上回る見込み。
きゅうり
作柄概況・販売見通し
埼玉県:気温も高く例年より生育順調で安定した出荷見込み。晩抑、越冬中心の販売となり、12月末には児玉が終了見込み。羽生に関しては連日出荷ではないが年明け販売もあり。
千葉県:10月〜11月は比較的天候に恵まれ、初出荷も早い。今後着果も順調とみて、昨年より量も多いか。昨年は台風の影響で冬時期は少なかったが、本年は多い予想のもと価格も落ち着いた相場が予想される。
宮崎県:作付面積は、前年並み。安定した気温と十分な日照で、作柄(着火・肥大)がよく、低温の影響もなく安定した出荷が見込まれる。出荷量は、前年をやや上回る見込み。
ほうれんそう
作柄概況・販売見通し
群馬県:作柄は、平年並みの見込み。露地物は少雨、干ばつ乾燥傾向が続くと、生育が鈍くなる場面もある。年末に向けては、例年通りハウス物中心の出荷となる見込み。販売はFG200gで、12月前半100円〜120円前後、後半〜年末は150円〜200円くらいの見込み。
埼玉県:安定した天候の為、播種・生育ともに順調。野菜全般が台風の影響もなく順調な生育の為前年を下回る販売見通し。
キャベツ
作柄概況・販売見通し
千葉県:日量3万ケース以上の出荷。天候被害等なく、順調な出荷見込み。湿害による根痛みや根こぶ病の発生により、一部で生育遅延がみられるものの、出荷量への影響は少ないと思われる。
神奈川県:愛知・千葉・神奈川・茨城からの出荷が主力となっている。作付面積は各県前年並みとなっている。本年は台風や他の天災もなく順調な生育となっている。昨年は温暖な気候により前進出荷となったが、本年は気温も朝・晩低い為、平年並みの出荷が予想される。また、単価については玉100円前後が予想される事により販売面も平年並みとなる見込み。
愛知県:春系3割、冬系7割、8玉中心の出荷。生育は良好で順調な出荷が続く見込み。10月の曇天・日照不足の影響により、茎が細いものが多い状況。出荷量は、前年をやや上回る見込み。
はくさい
作柄概況・販売見通し
茨城県:出荷最盛期を各産地迎え、日量5万〜6万ケースでの出荷が続いていく。11月中旬までの実績では、数量12,084tで昨年対比では144,4%となっている。品質については、病害虫の被害等は無く、良好であり平箱率も90%となって、大玉傾向となっている。販売については日中の気温が高い為、荷動きは週末に限定している。この先の天候次第では需要も増して引き合いは強まる見込みであり、しっかりとした販売環境を作る必要がある。
にんじん
作柄概況・販売見通し
千葉県:作付面積は、前年並み。遅れていた生育も順調になり、L〜2L。増加見込み。平年並みの出荷量に回復。年内最終販売日は26日の予定。今のところ目立った病害虫被害はないが、短根傾向で太物の発生が少なくなると見込まれる。出荷量は前年をやや上回る見込み。
なす
作柄概況・販売見通し
栃木県:ハウス物中心の入荷夏場の8月の高温、9月の日照不足から生育状況はあまり良くなく出荷量にバラつきがある。12月前半は前年並みの出荷、後半はやや昨年よりも少ない出荷見込み。
高知県:概ね順調な生育状況ではあるが、天候次第で数量に大きな変動はある。JAについては3P中心の出荷。商系については、昨年同様5P中心の出荷になっている。ダラダラとした販売が続くが中旬頃まで相場は安定した単価で動くと見込んでいる。またここ数年、年末に暴落しているが、今年もその傾向があると想定した中での荷動きを視野に入れている。
ばれいしょ
作柄概況・販売見通し
北海道:作付面積は、前年並み。最終的に収穫量少なく、道外市場向け123,840t(前年146,410t)。特に男爵・メークインの減少が著しい。今後、貯蔵産地主体の出荷の中、年内進度78%(前年71%)の見込み。年明け以降残量26,700t(前年42,600t)と大幅に少ない見込み。出荷量は前年をやや下回る見込み。
たまねぎ
作柄概況・販売見通し
北海道:作付面積は前年並み。収穫は終了し、貯蔵物からの出荷となる。系統取扱計画、生食48,000t、前年対比109%の計画。企画もL中心の入荷見込み。出荷量は、前年よりやや上回る見込み。