MARKET
※降雨や降雪などの天候の影響により見通しがずれる場合があります
だいこん
作柄概況・販売見通し
青森県:平場から八甲田側に移行する。作付けは概ね変わらず昨年並である。6月下旬以降の曇雨天と日照不足で根部肥大と掘取作業が遅延していたが、山側の気温高により、2L中心で出荷の見込み。
北海道:作付けは96%と減少傾向だが、生産体制が盤石となり、選果稼働率も高いので出荷量も昨年とほぼ変わらない見込み。6月中旬以降の曇雨天・日照不足、低温により生育はやや遅れ気味から平年並みで推移している。
岩手県:作付けは昨年と変わらない。安比高原の麗はやや少ないが、山側は多い。販売はL中心で展開する。前半はL級1,000円〜、後半はL級1,200円〜の予想。出荷量は前年並みを見込む。
トマト
作柄概況・販売見通し
青森県:低温推移で着色遅れが見られたが大玉傾向で推移し、7月の出荷量は昨年より多い。昨年、8月は高温で推移したため出荷量は減少したが、本年は7月の日照不足のため着果しない段もあり、8月中旬〜下旬は減少見込み。
秋田県:7月より出荷開始。作柄については良好でL中心である。干ばつ傾向であったため若干の遅れはあったが、現在は回復に向かっている。販売については、熊本産も終了となり品薄傾向の中、前年並の単価を見込む。
茨城県:大玉トマトからミニトマトにシフトした生産者が多く、面積は15%減少となっている。7月現在は順調な作柄であるが、今後の天候で大きく左右される。ピークは9月でありL、M中心の販売となる。
群馬県:5月下旬の低温により一時生育が停滞していたが、その後の気温の上昇に伴なって、現在の作柄は着果も良く概ね良好。作付面積がやや減少しているが、出荷量は前年並みからやや増量の見通し。
岩手県:6月下旬以降の曇雨天と日照不足の影響で、生育・果実肥大の遅延が見られ、数量が少ない状況が続いた。天候の回復により8月の上中旬についてはL玉中心の出荷で増加の見込み。下旬は着果の悪い段数に入り、数量は落ち込む見込み。
ピーマン
作柄概況・販売見通し
福島県:作付面積は前年並み。定植期(4月下旬)の低温による生育遅延はその後の天候により回復したが、6月下旬から7月上旬の曇雨天の影響により、出荷が2週間ほど遅れている。出荷ピークは8月中旬から下旬の予想。平年を上回る気温の経過で草勢が良く、出荷量は前年並み。
岩手県:作付面積は前年並み。7月の曇天による生育・果実肥大の遅延が見られ、一部作型では8月へ出荷遅延が見込まれる。徐々にトンネル作、ロジ作の出荷量も増える見込み。天候次第ではあるが、8月上旬〜中旬にかけてバラ中心にピークを迎える見通し。
ねぎ
作柄概況・販売見通し
栃木県:夏秋作型の出始めであるが、曇天と多雨の影響で下位等級の発生比率が高く、太物が少ない。不作傾向で、出荷量は平年よりも減少する見通し。
茨城県:6月下旬からの曇天・日照不足で生育遅延や病害の発生が見られる。階級については、出荷開始時の2L中心の出荷から、7月中旬には作柄が切り替わりL、M中心の出荷が続いている。8月に関してもL、M中心の出荷が予想される。販売に関しては、今までは茨城県産の比率が高く売り場も占めていたが、7月下旬より東北産地の出現し単価安となってくる。
レタス
作柄概況・販売見通し
長野県:出荷初めである6月は雨の影響もあり、やや品質不良。特に大玉は老化玉、固玉の出荷が多かったが、その後の天候により回復傾向。7月上旬からの曇天・日照不足の影響で、一部の作型の遅延や品質低下が懸念されており、今後は高温な気候も予想されるが、概ね順調な出荷見込み。
群馬県:大雨及び曇天の影響でレタスの生育に遅れが出ている。圃場に病気や虫などが見られ、潤沢な出荷が見込めない。価格は前年より高めに推移すると考えられる。また、これから先の作付や出荷も圃場が水浸しの場所が多いため、9月・10月に向けても不安定な状況が続く見込み。
きゅうり
作柄概況・販売見通し
秋田県:作付面積は前年並み。7月下旬〜8月10日前後にかけてピークを迎える見通し。8月のお盆過ぎには徐々に入荷量が減少する見込み。降雨により、一部でアブラムシ、アオムシ、コナガなどの病害虫の発生が散見されている。出荷量は前年並みの見込み。
福島県:梅雨が長く続き、日照不足や低温の影響で前年より入荷も少なく不安定な出荷が続いている。8月に入ると、天候は回復し気温も高いと予想され、8月上旬から中旬にかけて露地のピークを迎える見通し。また、7月出荷が抑えられた分、8月に集中した出荷となる見込み。
青森県:作付けは前年並みであるが、7月の天候不順のため品質低下や生育・着色遅延が見られ、8月上旬は増量するも中旬は以降は減少する見込み。出荷量は前年をやや下回る見通し。
岩手県:作付けは減少。7月の天候不順の影響により、草勢低下と果実肥大の遅延が見られ、一部作型では8月への出荷遅延が予想される。8月上旬は出荷量が増加するが、中旬以降は減少する見込み。
ほうれんそう
作柄概況・販売見通し
栃木県:6月中旬から7月中旬にかけての長期間の降雨により、生育は遅れ収量も減っていることから、例年に比べて出荷量の減少が予想される。盆休の時期に出荷を予定している苗が、7月中旬以降から天候に恵まれず例年通りの出荷量は見込めない。
岩手県:作付面積は前年並み。日照不足が続き、生育が遅延傾向で品物が細い状況。一部地域では品質低下が見られる。今後、天候が回復してくれば生育は良くなっていく見込み。例年に比べると、品薄の状況が続いて引き合いは強い販売見通し。
キャベツ
作柄概況・販売見通し
群馬県:作付面積は前年並み。生育は平年並みで概ね順調であるが、直近の降雨により日々の出荷量に増減がある。7月中旬以降は日量15〜20万ケースの出荷量となり、最盛期に入る。出荷量は前年並みで、平年並みの見込み。
岩手県:作付面積は前年並み。長雨の影響により生育は停滞していたものの、8月は出荷量がピークに向かう見込み。日量2万c/sを見込む。出荷量はやや多かった前年並みで、平年をやや上回る見込み。
はくさい
作柄概況・販売見通し
長野県:雨の影響が大きく、品質の低下も見られる。産地での廃棄等もあるため、出荷数量は前年よりも減少する見込み。また、後続の播種も遅れているため、8月中旬以降にならないと数量は増えない見通し。
にんじん
作柄概況・販売見通し
北海道:7月中は曇天、日照不足が続き、やや生育不足が見込まれる。8月上旬はM中心の出荷が見込まれるが、中旬以降はL・M中心になる見込み。播種は順調に行われたため、順調に出荷される見通し。出荷量は前年並みで、単価は前年を大幅に上回る予想。
なす
作柄概況・販売見通し
茨城県:作付面積は前年並であり、7月中旬〜8月中旬にピークを迎える。露地栽培のため、天候により等級内容が左右される。夏野菜の主力品目であるため、量販店においても積極的な販売が予想され、単価は前年並を見込む。
栃木県:曇天と長雨の影響から花落ち等も多く、8月上旬は少ない見込み。天候回復とともに徐々に増量傾向になるが、ピークはお盆前後になる予想。荷動きは高値の反動から若干鈍くなると予想されるが、大幅な下げはないと見込んでいる。
群馬県:作付面積は前年並み。曇天と長雨の影響から下等級の発生が増加し、花落ち等も散見される。ダラダラとした出荷が続く見通し。今後、天候回復とともに数量も増えA品率が上がってくる。出荷量は前年並の見込み。
ばれいしょ
作柄概況・販売見通し
北海道:作付面積は前年並み。日照不足により、一部の圃場で地上部が軟弱徒長となっている。降雨が多く、防除作業に支障が出ており病害虫の発生が心配される。出荷量は前年並みで、平年並みの見込み。
青森県:北海道と同様に、日照不足の影響で地上部が軟弱徒長となる圃場が散見される。また降雨が多いため、防除作業に支障をきたしており病害虫の発生が心配される。平年並みの出荷見込みで、単価は前年を上回る予想。
たまねぎ
作柄概況・販売見通し
北海道:作付面積は前年並み。極早生の入荷。昨年と比べて、2〜3日早く入荷が始まる予定。7月下旬現在は順調な生育で、規格はL大、L中心となる見通し。出荷量は前年を上回る見込み。
佐賀県:作付面積は前年並み。中晩生種の出荷。L中心の入荷見込み。収穫は終了し、現在は貯蔵物からの出荷。残量が少なく、昨年と比べて2週間ほど早く終了する見込み。出荷量は前年を下回る見通し。