MARKET
※降雨や降雪などの天候の影響により見通しがずれる場合があります
だいこん
作柄概況・販売見通し
千葉県:暖冬傾向により、引き続き前進しているため、出荷量の増加が見込まれる。病害虫の被害は少なく、肥大も良好である。2L中心により、キロ単価は昨年と同じ予想だが、4月下旬の連休需要において本年は期待できる模様。出荷量は前年を上回る見込み。
トマト
作柄概況・販売見通し
埼玉県:3月は日照が少なく出荷量は少なめとなっていたが、玉は付いているため、4月以降は数量は出てくると考えられる。玉流れについては、L中心の出荷予定。出荷量は前年並みの見込み。
静岡県:3月は小玉傾向での出荷であったが、気温の上昇とともに玉肥大も良く、4月はL中心の出荷となる見込み。4月中下旬には植替えの生産者の出荷も始まるので、全体数量は増えてくる見通し。
熊本県:昨年は4月中旬に増加したが、本年は前進傾向で1段程度早い収穫段数となっている。3月は出荷減少、4月上旬より回復見込み。
ピーマン
作柄概況・販売見通し
茨城県:作付面積は前年並み。温室物、春物の両方が入荷。天候に大きく左右される品目ではあるが、作柄も良く順調な入荷が予想される。入荷量の比率は袋入れが40%、4kgバラが60%と、4kgバラがやや多いと見込まれる。出荷量は前年並みで、平年並みの見込み。
鹿児島県:生産は順調で、病害虫の発生も見られない。数量は増加してくる見込みで、出荷量は前年並み。
ねぎ
作柄概況・販売見通し
千葉県:作付面積は前年並み。秋冬ネギはほぼ終了で、春ネギ中心の販売となる。気候が温暖なため、生育は順調。目立った病害虫の被害は少ない。秋冬ネギ同様、フト級の発生が多く、例年より早く切り上がる見込み。
レタス
作柄概況・販売見通し
茨城県(北つくば結城):3月からの前進出荷により、4月中旬は少々落ち着き折り返しのためやや減少。下旬にかけて初夏どりレタスに切り替わり、L中心で増加傾向。
茨城県(JA岩井市):3月からの前進出荷で、4月中旬まではL中心で安定出荷。下旬は初夏どりレタスが少々出荷されるが、葱の出荷もあるため増加は少なく横ばいの出方になる。
きゅうり
作柄概況・販売見通し
茨城県:植え付け時の天候不順により若干の遅れはあったものの、概ね回復し、4月下旬には例年通りピークを迎える見込み。極端な天候の変動がなければ、出荷量は平年並みの見込み。
埼玉県:暖冬傾向のため、3月下旬から加温、無加温が日々増加。4月上旬に1回目のピーク見込み。中旬から下旬にかけては無加温の増量が予想されることから、日量2,000~3,000c/sと例年並みの出荷予想。
千葉県:暖冬により、無加温が早く出回る予想。ハウスも太物が多くなる見込み。昨年は4月の大型連休に価格が暴落した。
ほうれんそう
作柄概況・販売見通し
群馬県:作付面積、作柄ともに平年並みの見通し。生育が前進しており、露地物では出荷の終了が早まる見込み。販売見通しは、FG袋200g 100~130円ほどの見込み。前年の販売環境の影響で小松菜からほうれん草へ品目転換をする傾向があり、出荷量は多かった前年並み。
岩手県:作付面積は昨年よりも減少している。生育は寒さの影響で遅れがみられているが、今後の天候の回復と気温の上昇により例年並みになる見込み。4月下旬から5月上旬に1回目のピークがくる見通し。
キャベツ
作柄概況・販売見通し
千葉県:JAちばみどり銚子は本春系キャベツ若潮が増量。生育は前進している。JAちば東葛県北についても、出荷が前進している。
愛知県:作付面積は前年並み。新春に移行。気温が高く適度に降雨もあり、新春は前進した生育。冬系の切り上がりが平年より早いが、春系の始まりも同様のため、大きな端境期はない見込み。出荷量は前年をやや上回る見通し。
神奈川県:暖冬により前進出荷となっている。4月上旬にはピークとなり、下旬には減少傾向となる。作柄は天候にも恵まれて病害虫の発生もなく、現在においては良好と思われる。
はくさい
作柄概況・販売見通し
茨城県:秋冬物が終わり、春物一本となる。暖冬の影響により5~7日程度、前進傾向となっている。販売については、西物の数量がそれほど多くなく、切り上がりも例年に比べて早くなる見通し。安定した相場となる。出荷量はやや多かった前年並みで、平年並みの見込み。
にんじん
作柄概況・販売見通し
徳島県:作付面積は前年並みで、生育は順調。3月は低温のため、計画より少ない出荷であった。4月は、播種期を逆算すると5月出荷分を前進出荷見込みで、安定入荷となる見通し。病害虫の発生は見られていない。出荷量は前年を上回る見込み。
なす
作柄概況・販売見通し
栃木県:着花状態は良好。日照もある程度あり、気温も上がってくるため、日々の出荷量は増えてくる。販売については、高知県を主力として関東各産地及び九州の長茄子も量が増えてくるため、昨年並みか若干下回る相場での展開を見込む。
福岡県:1~2月は天候不順のため、数量少なく単価高で推移した。少なかった分、3月下旬以降は気温の上昇により数量増加見込み。販売状況は、コロナウイルスの影響による量販店等の今後の消費次第で変わる。
ばれいしょ
作柄概況・販売見通し
北海道:作付面積は前年並み。収穫は終了し、貯蔵物の出荷となっている。全道で4,000t程度の残量。出荷の前倒しにより、出荷量は少ない。ようていは4月2週で終了、士幌は4月3週で終了見込み。
鹿児島県:作付面積は前年並み。徳之島は3月末で終了見込み。きもつきは3月下旬~4月中旬がピーク期、いずみは4月中旬~5月上旬にピーク期。気温が高めで推移したことにより、生育は5日程度前進している。出荷量は前年を上回る見込み。
長崎県:4月中旬から出荷が始まり、ピーク期は4月下旬~5月中旬。生育は順調。
たまねぎ
作柄概況・販売見通し
北海道:作付面積は前年並み。4月の系統取扱計画25,000tでの出荷計画。収穫は終了し、貯蔵物の出荷となっている。L大中心の入荷見込み。出荷量は少なかった前年を上回り、平年並みの見通し。
佐賀県:作付面積は前年並み。4月上旬は極早生種の入荷ピークとなり、中旬よりマルチ早生の入荷が見込まれる。暖冬の影響もあり大玉傾向。玉肥大のバラつきや分球の発生が見られるものの、出荷量は増加していく見込み。