MARKET
※降雨や降雪などの天候の影響により見通しがずれる場合があります
だいこん
作柄概況・販売見通し
千葉県: 温暖で適度な降雨から順調な生育で、肥大も進んでいる。12月は播き直しや播種が遅れたものが出荷され出荷量はやや多くなっている。懸念されていた品質は、今後総じて良くなると予想される。2L中心の出荷比率。
神奈川県: 作付け面積は前年並み。10月・11月の降雨により、肥大が進み、年明けも太物の出荷が続く。春作の作業も始まるため、出荷については多少の増減はあるが、横ばいで推移していく。
トマト
作柄概況・販売見通し
埼玉県: 12月23日初出荷。週3回出荷の予定。玉流れはL中心。価格は熊本の出荷動向によって変わると考えられるがA品1,400円くらいの展開だと思われる。
静岡県: 本年度は一週間遅れでの定植。年内は出荷量が前年の8割での推移で、1月は年内の加温効果もあり、L玉中心での出荷見込み。大玉は横ばい~微増傾向で、出荷量は昨年より増える見通し。
熊本県: 本年度は出荷初めも早かったものの、9月~10月上旬の気温高推移で、11月は2~4段着果が少ない段となり予想以上の出荷増はなかった。12月に入って段が変わり、加温効果も加わり安定入荷見込み。L玉中心で多かった昨年より少なく、平年並みの見通し。
ピーマン
作柄概況・販売見通し
鹿児島県:11月の曇天や雨、気温の低下の影響で、生育遅れが見られ、12月は数量が少ない状況が続いた。1月についても数量の増加は見込めず、例年並みから減少の見込み。宮崎・高知と同様に数量が少なく高値での推移の販売見通し。
ねぎ
作柄概況・販売見通し
栃木県・群馬県: 栃木・群馬ともに、台風や長雨の影響があり生育はやや不良。10日~2週間程度の生育遅れとなっている。一部産地では軟腐病の発生している圃場がある。年末には、平年並みの入荷見込み。
千葉県: 年内は生育が全体的に遅れ、細目の出荷が多かった。1月については、天候にもよるが太目の出荷が増える見込み。曲がりの発生は平年並みに落ち着くが、黄色斑紋症状が発生しており、防除の徹底が喚起されている。価格については前年並みの見通し。
レタス
作柄概況・販売見通し
静岡県: 台風や降雨の影響で作業遅延があった。その後は温暖な気候で定植作業も順調なため、遅れていたものが1月に出荷。例年よりもやや小玉傾向であるが、L・2L中心で中旬以降はやや玉が大きくなる見込み。
福岡県: 気温高で推移しており、適度な降雨もあり生育は順調。旱魃の影響で小玉で遅れていた作が中旬以降、増加見込み。年明けも急な寒波等が続かなければ、順調な出荷が見込まれる。
きゅうり
作柄概況・販売見通し
千葉県: 作付け面積は前年並み。本年は台風と長雨により、樹勢が弱く出荷遅れがある。12月中旬にピークを迎える。昨年は品薄で高騰したが、本年は下旬に数量が多い見通し。出荷量は前年を上回る見通し。
茨城県: 定植後の11月下旬の曇天により、やや徒長気味の株が見受けられる。1月中旬から2月上旬にかけて各関東産地の促成胡瓜が出揃う見通し。出荷量・単価ともに、例年通りとなる見込み。
宮崎県: 作付け面積は前年並み。10月までの気温高推移により、11月までの出荷が昨年を上回った。12月は成り疲れと気温低下があるものの、少なかった昨年よりは安定入荷の見込み。
ほうれんそう
作柄概況・販売見通し
群馬県: 作付け面積は前年並み。台風と10月の大雨により播種が遅れている。その影響で、1月~2月あたりは数量が例年並み~やや多めで推移する見込み。販売はFG200gで100~150円の間で上下する見通し。
埼玉県: 作付け面積は前年並み。台風の影響により播種が遅れたため、ピークが年明けにずれ込む見込み。1月・2月は前年並みの出荷予想。出荷量は少なかった前年をやや上回り、平年を下回る見込み。
千葉県: 本年は台風と長雨による被害が甚大である。そのため、出荷がかなり遅れ、ハウスは壊滅的。トンネルと露地作で数量は厳しい。一部でチョウ目害虫の発生が見られるが、今後収束して品質には影響がないと思われる。
キャベツ
作柄概況・販売見通し
千葉県: 作付け面積は前年並み。台風後に定植した分が順調に生育している。JAちばみどり銚子の入荷は横ばい。日量2~3万ケースの出荷見込み。温暖で雨が多く、病害の発生も散見されるが、防除が実施されており、平年並みの出荷となる見通し。
愛知県: 作付け面積は前年並み。10月中下旬の降雨と11月上旬の少雨・乾燥により、外葉が生育不足で小玉傾向となっている。出荷量は、冬キャベツを主力に増加傾向だが、平年並みの見通し。
はくさい
作柄概況・販売見通し
茨城県: 春の作業との兼ね合いもあり、数量については若干減少する見込み。深箱の発生比率が高くなる。相場については、年末年始の需要期であるため、高値推移であると見込まれる。出荷量は前年並みの見込み。
埼玉県: 1月・2月の入荷。相場がよければ3月まである。生育は順調である。例年並みの入荷見込み。
にんじん
作柄概況・販売見通し
千葉県: 台風等による生育の遅れはかなり回復したが、正品率は悪い見込み。年明け収穫の品種では、降霜による地上部への影響はまだ少なく、M・L中心の出荷が続く見込み。出荷量は前年を下回り、平年並みの見通し。
なす
作柄概況・販売見通し
栃木県: 前進出荷の影響からやや木も疲れており、ダラダラとした出荷が続く見込み。現状、天候も不安定であることから着花しても2~3日曇天が続くと花落ちしてしまい、出荷量は谷間になっている。今後の天候次第ではあるが、日照が十分であれば12月中下旬頃には出てくる見込み。販売見通しとしては、需要期ではないため売り場も広がっておらず、出荷量も安定しないことからダラダラとした販売が予想される。
ばれいしょ
作柄概況・販売見通し
北海道: 作付け面積は前年並み。昨年並みの残量あり。規格についてはL中心の出荷となる見込み。4月下旬まで出荷計画。出荷量は前年を上回る見通し。
長崎県: 定植期の降雨により作付け作業にやや遅れが生じていたものの、年明け以降は順調な出荷見込み。秋作5,400t、新物2,400t計画。2月上旬頃までの出荷見込み。出荷量はやや多かった前年並みで、平年並みの見通し。
たまねぎ
作柄概況・販売見通し
北海道: 系統取扱数量は生食390,000t。1月~の取扱計画は148,000tで、1月出荷計画は34,000tを予定している。規格については、今後もL大中心の入荷が見込まれる。出荷量は少なかった前年をやや上回る見込み。