MARKET
※降雨や降雪などの天候の影響により見通しがずれる場合があります。
だいこん
作柄概況・販売見通し
北海道: 8月下旬の降雨により割れ・折れが懸念される。9月上旬は6月上旬から7月上旬の降雨で播種が出来なかった為、出荷数量の少ない状態が続いていた。9月中旬以降は出荷量は例年に比べて下回るものの回復見込み。順調に仕上がり、20~25日で終了見込み。
茨城県: 作付作柄順調生育中ですが、台風24号の被害で影響が心配される。作付は全体で2㎏増加している。10月15日目揃いの予定。
千葉県: 9月中下旬の少雨や9月の台風の影響から、播種作業に一部遅れが出たが、生育は順調である。土壌乾燥による横縞症の発生が懸念されるものの、台風被害や病害虫の発生は少なく、出荷量は平年並み見込み。千葉管内も播種は例年と同じで昨年より多い見込み。
トマト
作柄概況・販売見通し
青森県: 作付面積減と天候不順により少ない出荷量で続き10月に入ると朝夕の気温低下で着色遅れと小玉傾向で減少見込みです。
岩手県: 週3回の選果になり着色が鈍い。M玉中心。
山形県: 村山トマトは終了期。10月末には終了予定。玉流れはS中心。数量も終盤なので減少傾向。
茨城県: 7月8月の生育期に高温障害もあり作柄は順調とは思われない。8月下旬より出荷は始まったが、出荷量は1割減となっており9月も出荷は前年を下回る見込み。販売は東北、北海道他も全体的に少なく、単価は前年を上回る見込み
群馬県: 7月の干ばつ高温により着果不良、乱形果が多く出荷量が減少傾向となっている。更に台風21号による影響でハウスの被膜がはがれる等の被害が多発しており、10月に向けての出荷量は更に減少見込み。
静岡県: 定植時期の高温、長雨の影響で生育は昨年に比べて悪い。1段2段は小玉傾向。M・S中心。10月中旬以降はL玉中心の出荷に変わる。
熊本県播種は定植期高温であるものの順調な生育中。面積は昨年並みで10月中旬頃から出荷スタート予定です。
ピーマン
作柄概況・販売見通し
岩手県:日中夜温共に気温が低い為10月上旬頃に例年より早く出荷終了予定。見込みではあるが、10月上旬の気候によっては出荷が続くがまとまった数量の入荷は見込まれない為量販店等の売り込みは、後続産地の茨城県、鹿児島県産中心の動き。袋よりもバラ中心の販売。
茨城県:現状で出荷前検査が166/171件。早口はダラダラとした出荷。遅口は生育・着果が概ね順調であり上旬頃に山がきそう。上旬から中旬にかけて秋作のピーク。
ねぎ
作柄概況・販売見通し
北海道: 前年より若干細めが多いが全体的に回復傾向にあり、ほぼ前年並みの出荷予想。台風被害がなければ順調な出荷が続く。
青森県: 天候不順から出荷安定せず天候が安定すれば量的には増える。2L中心の出荷。見通しについては輸入的か台風の影響により少なく価格については堅調な販売が続く思われる。
岩手県: 現在台風や雨の為病気やイタミが見られるが、今後天候回復に伴い量的にも出てきて来ます。
秋田県: 作柄作付順調生育中。10月より秋冬ネギで本格出荷になりピークに入る。
栃木県: 7月の高温、干ばつその後の降雨台風等の影響で生育は平年並みからやや不良となっている。9月上旬現在では生育やや遅れ、風により倒状する圃場も一部発生している。
レタス
作柄概況・販売見通し
茨城県: JA岩井、JA北つくば結城は8月中下旬の高温の影響で老化苗もあり定植が遅れている所も多く少々遅れぎみの出荷。中旬から下旬に増える見込み。
長野県: JA佐久浅間は気温も下がり少々早めの数量減少。下旬に終了予定。
きゅうり
作柄概況・販売見通し
山形・福島県: 7月~8月の高温又干ばつにより例年より切り上がりが予想され、又台風の発生上陸の影響もあり、今後は東北から関東産地への切り替え進む。
埼玉県:8月定植の晩抑胡瓜は高温の為例年より生育が遅れているが、10月上旬には出揃う見込み。
茨城県: 夏秋胡瓜は9月上旬からピークを向かえており数量は安定して多めの出荷になります。天候次第ではありますが、10月下旬まで数量増の見込みです。
群馬県: 9月の断点続きの影響で生育に遅れが生じている。中旬まで軟調だった昨年に比べ単価は堅調に推移する見通し。9月の堅調な相場展開から高値疲れすることも予想される為天候などによる出荷量の増加によっては単価の下落も考えられる。
ほうれんそう
作柄概況・販売見通し
岩手県: 気温の低下と共に生育環境も良くなり潤沢な入荷。関東産地も増量の為販売苦戦が予想される。
栃木・群馬県: 昨年は10月10日あたりから長雨、及び台風により10月下旬から出荷量が少なくなり、相場も上昇しました。今年は順調な天候(大雨や台風がない天候)であれば、FG200gで100円~120円こらいの価格で推移していくと思われます。
キャベツ
作柄概況・販売見通し
岩手県: 9月中旬以降の夜温低下に伴い生育遅れ、葉の巻きが鈍く、M玉の比率が上がっている。病害虫被害も解消されたが、群馬県産の出荷も回復したことから相場について軟調相場推移見込み。
群馬県: 9月上旬現在の生育は台風や長雨の影響が一部あるものの、概ね順調となっている。10月に入り二毛作の出荷が主力となるがこちらも計画通りの生育状況となっている。
千葉県: 病害虫少なく生育順調。ちば東葛においてはやや遅れが見られるものの10月中旬には出荷量がまとまってくる見込み。銚子においても10月初旬~中旬に入荷開始の見込み。
はくさい
作柄概況・販売見通し
茨城県: 8月中旬は圃場の乾燥により定植・活着の遅れが生じたところもあるが、8月下旬から適度な降雨もあり、定植は順調に進んでいる。10月上旬頃から出荷開始見込み。10月10日頃より増加見込み。
長野県: 9/18販売時点で約7~8万ケース。9月の曇天、気温低下で生育停滞していたが、以降で高冷地主体に数量増加を見込む。
にんじん
作柄概況・販売見通し
7月上旬播種されていない分10月中旬出荷量減少見込み。9月の台風等の多雨により圃場内でのロスが多く高品率が悪い状態(9月下旬)やや回復するも数量減少見込みです。
なす
作柄概況・販売見通し
茨城県:7月8月の高温により花落ちも散見され出荷量は前年を下回る見込み。また台風や強風によりスレ果の発生が多くA品B品の割合は低く下等級の発生率は高くなる。販売面においては上等級の絶対量不足から価格は上向き傾向となる。
栃木県・群馬県:度重なる天災の影響で出荷量は横ばいから減少傾向で見込んでいる。単価は昨年よりも良いので例年通りの出荷を生産者はするであろうと産地サイドは予想している。販売については西物も出荷が始まり関東産東北についても最後の追い込みをかけて出荷量が増加見込み。売り場も秋商材中心になり縮小傾向になることから厳しい販売環境が予想される。
ばれいしょ
作柄概況・販売見通し
一株あたり玉数は多いが、小玉傾向である。10月計画男爵前年比+570t、メークイン-2,000t、黄色系+1,010t。
9月台風、地震の影響により出荷遅れ分がやや10月に加算される見込みです。全体的には28年度産の不作の年と同様に下回る見込みです。
たまねぎ
作柄概況・販売見通し
北海道:作柄は産地によって差はあるが、総体としては平年並みとなる見込み。現況品種”オホーツク222”の出荷ほ場別での作柄違いがあるものの概ねL大中心の順調な出荷が見込まれる。系統取扱い計画。10月53,000t。前年比108.9%の出荷計画。